同友会ニュース−活動報告

【17.06.27】庄内支部6月例会「一人ひとりがワクワクする会社をめざして 〜制度より風土が大事〜」

 6月21日、鶴岡市総合保健福祉センターにこふるにて庄内支部6月例会が開催されました。山形支部から株式会社サニックス代表取締役 佐藤啓氏にお越しいただき、「一人ひとりがワクワクする会社をめざして 〜制度より風土が大事〜」と題して、ご自身の企業づくりについてご報告いただきました。

報告

 \;  母体は昭和45年に従業員8人の町工場としてスタートしたニッシン自動車。佐藤氏は入社後"3K"(きつい・汚い・危険)のイメージを刷新しようと試行錯誤していました。平成22年、倍ほどの規模がある三栄自動車工業株式会社との社運を賭けた経営統合が始まり、同友会に入会。平成24年に代表取締役に就任。創業後初の常勤社長となりました。
 正反対の風土を持つ二社が統合されたばかりで社内がバラバラだったサニックス。統合から五年の節目に経営指針をつくる会を受講。「何の為に働くのか?」「自社の存在意義・使命・役割とは?」「経営者の責任とは?」と学ぶ中"労使見解"に触れ、良い会社とは「自分に都合のいい会社」でなく「社員・お客様・仕入れ先・地域社会を大事にする会社」であると気づきます。また、事業領域も「はたらく車の快適環境創造業」と定義、「本当のお客様は車自体、車の声を聞こう」という社内の共通認識をつくり上げました。
佐藤氏は、人間の成長に最も大事なものは「正しい考え方」であり、その次に「情熱、努力、能力」であると言います。「能力が乏しくても、正しい考え方を持って生きれば人が集まってくる」と佐藤氏は語ります。

経営指針と劇場型経営

 経営理念は「社員一同」の署名付きで総務部長が自主的に社内に貼り出すほど受け入れられました。感銘を受けた佐藤氏は「正しい考え方の経営=共感できる、人の心に響く経営をしよう」と強く決意しました。それでも、それに伴う大きな変化には抵抗も強かったため、楽しい会社づくりをしようという決意のもと、社員一人ひとりにスポットが当たる「劇場型経営」を提唱。その一環として社員の自主運営による社内報発行部署である「編集委員会」、当番制で発表や唱和を行う「活力朝礼」、チーム制で会議をしながら取り組む「5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)」などをスタートします。しばらくすると、総務部から「会社の活力は利益に直結している!」という意識が浸透、今まで会議に出たこともない若手社員も的確で前向きな提案をし始め、それに影響された中堅社員も仕事に前向きになっていきます。5S活動や朝礼は最初は参加自由でしたが、いつしか全員が取り組むようになったため正式に業務扱いに、という風土改革を感じられるエピソードもありました。
 佐藤氏は最後に、「よく、『ヒト・モノ・カネのない中小企業はイノベーションを起こせない』と言われることがあるが、いい企業には人、情報、期待、希望が集まる。中小企業でもイノベーションを起こせると信じている。中小企業の経営信念はヒト・ヒト・ヒトだから」と締めくくりました。

グループ討論

 \; 今回のグループ討論テーマは「社員の個性を活かす風土はできていますか?」でした。活発な議論がなされ、
「社員のモチベーションを上げる必要がある。社員の個性に適する仕事を提供する」「社員の優劣について経営者が基準を設けない」「経営者が変わらないと社員も変われない」「どんな人でも受け入れられる会社にする必要がある」「若い社員をやめさせず育てたい。『若いのはダメだ』ではなく地域で育てなければ」
など、今回の報告を真摯に受け止めた意見が飛び交う討論となりました。

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