同友会ニュース−活動報告

【17.11.02】庄内支部10月例会 自社の現状を知り、”今”何を思うか!

 \;  10月18日、酒田勤労者福祉センターにて庄内支部10月例会が開催されました。報告者には「オランダせんべい」で知られる酒田米菓(株)代表取締役社長 佐藤 栄司氏をお招きし「自社の現状を知り、”今”何を思うか!」と題してご報告いただきました。

自社の現状を知り、”今”何を思うか!

 \;  佐藤氏はかつて、身内が経営陣の企業である酒田米菓の米部門の会社で勤務。バブル全盛期には札幌の店舗で酒や庄内米の販売をしながら商売の楽しさを学びました。その後、酒田米菓と米部門の企業が合併するも、なじめず退職。平成15年にお団子店を開業しました。一年近く悩みぬいての開業であり心配の声も多かったと言いますが、佐藤氏は「一歩踏み出せばあとは簡単。前向きになり景色が変わった」と当時を振り返ります。お団子店は現在、佐藤氏のビジョンに基づき酒田米菓と合併しています。
 その後、酒田米菓の後継者として戻り社長に就任。以前に比べ激減した売上に直面しました。かつてはルート営業で地域の有力な卸問屋に卸し、人間関係を利用して小売店へ、の流れが普通でしたが現在はスーパー、コンビニの台頭によりその構造が崩壊。むしろ地方拠点には決裁権がないというデメリットが大きいため、大手寡占のスーパー等で価格競争に巻き込まれるよりも、自社で企画・製造・販売し、現金化のスピードも速める「創って造って売る」方式への転換を図りました。

地域と自社のこれから

 \;  現在取り組んでいるのが工場見学・体験を売りにした観光事業、市場縮小に対抗した海外進出です。かつては海外工場もありましたが、庄内での雇用を考え、国内で製造し輸出することを視野に入れています。
 新製品としてはダイエット食品、介護食などの企画開発に取り組み、嗜好品にとどまらない総合的な米加工品の可能性を探りながら「ジャンルを超えて米で何かを作れないか」と奮闘しています。
 社内の取り組みとして挙げたのが、情報の共有化です。「良いことも悪いことも共有。その中で良いことは可視化する」という考えのもと、チャットアプリを導入し全社で情報共有しています。また、経営者のインタビュー動画を朝礼時に社員全員で視聴しています。社員の意識が向上し、社内スローガンの公募は応募数が以前の5倍になり、選びきれずカレンダー化したそうです。
 今後の超高齢化社会を考えると「介護食ももって20年程度」と佐藤氏は語ります。消費世代も米農家も減少傾向、インバウンドも酒田への影響は未知数であるなど不透明な現状の中で、自社だけでなく行政の取り組みも不可欠だと考えています。
 佐藤氏は最後に「代表が変わる以上に社員が変われば会社はもっと変わる。地域もそうだと思っている」と締めくくりました。佐藤氏のユーモラスな語り口と地域への熱い視線が参加者を引き付ける例会となりました。

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