同友会ニュース−企業訪問

【20.11.30】「癒しを届けたい、その想いをアクアリウムに込めて (有)グッピー園 代表取締役 高橋明氏(山形支部)

 \; 山形市で観賞魚販売事業を展開する?グッピー園では、コロナ禍の中、全国発となる水槽や熱帯魚などをセットにして自宅に届ける『おうちに水族館』のサービスを開始し、多くの方に“癒し”を届けています。今回は高橋社長より同社の取り組みについてお聞きしました。

同社は、昭和46年に高橋社長のお父様が鑑賞魚専門店として創業。平成21年に同友会に入会した高橋氏は、平成22年の山形で開かれた青全交をきっかけに、経営指針セミナーを受講します。セミナーで何のための経営か自社の存在意義を問われ、「熱帯魚を売る店」から「水世界創造業」に事業領域を定義し、「癒し」を提供してきました。

『おうちに水族館』の誕生

 コロナウイルスの蔓延により苦境に立たされる飲食店を見て、高橋社長は対面型の商売ではなく、お客様がお店に来なくてもいい方法はないのか、営業ができなくなる場合を想定し考え始めました。その時、自社の経営理念『水と熱帯魚による「いのちの輝き」で、「最高の癒し」をつくります』が頭をよぎります。「コロナ禍で閉塞感が漂うこんな時こそ、安らぎと癒しを提供したい。癒しだけを考えたら、一つずつ飼育環境を整えていくという従来の方法はただ煩わしいだけなのではないか」と考えます。そして、癒しを届けることだけを追求した結果、アクアリウムのデリバリーサービスが誕生しました。
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業界の当たり前を見直して

 熱帯魚を飼育する際は、水槽を購入し、水を循環させるなどした上で、魚や水草を入れ、少しずつ飼育環境を揃えていくのが一般的だといいます。従来の手法から、一切の”手間“を代行し、完成形をお届けする商品が『おうちに水族館』です。
 
 全国初となったアクアリウムのデリバリーサービスは、全国6紙の新聞、7つのニュース番組と数多くのマスコミに取り上げられ、県外の方からもお問合せが入りました。半径30?を商圏と考えていた高橋社長ですが、何とかしてその想いに応えたいと、熱帯魚が納品される時と同じように酸素を充填し、発送する方法を思いつきます。すぐにアクアリウムとして使用できるようマニュアル、カタログ、水替え道具一式、飼育に必要なものを全て詰込み発送しました。試行錯誤の中で最適な発送方法を見つけ出し、現在では遠くは近畿地方まで発送できるようになったといいます。
 横浜にお住まいの方からは「就職したばかりの娘がコロナ禍の中、毎日電車通勤をして東京まで通っている。緊張感でいっぱいの娘に癒しのひと時としてプレゼントしたい」というお問合せをいただき、その想いに共感した高橋社長はすぐに発送に取り掛かりました。家に届いた『おうちに水族館』は娘さんに大変喜ばれ、コロナ禍を忘れる癒しとなったと感謝のお電話があったといいます。
業界の当たり前を見直すこと、そして自社の固有の役割は何かを深掘りすることで、新たな商品を生みだし、商圏の拡大にもつながっていきました。また、今までマニアックなお客さんが多かった同社にとってビギナーの顧客層を掘り起こす機会にもなりました。

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同友会のネットワーク

 高橋社長は家庭用アクアリウムだけではなく、商業施設内の大きなアクアリウムの設営にも携わっており、平成26年には北海道の札幌市、平成27年には函館市、2年前には釧路市で12m、50tもある大型水槽も手掛けています。北海道での水族館のシステムを導入したアクアリウムの施工の際には、つてがない中、一から施工業者を探すのではなく、北海道同友会の会員企業の力を借りてつくり上げることができました。同友会のネットワークを生かすこと、これも会員であることの恩恵の享受だと教えてくれました。

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