同友会とは?
中小企業家同友会は、経営者1人ひとりの悩み・問題意識を出発点に活動しています。
経営者として、今、あなたが求めていることは何ですか?
次のようなことをお考えではありませんか?
- 経営について真剣に考えたい
- 経営者として刺激を受けたい
- 経営の悩みを相談できる仲間がほしい
- 経営の将来への見通しをたてたい
- 社員も含め、会社のレベルアップをはかりたい
- 優秀な人材を採用・確保・育成したい
- 後継者を育てたい
- 労使関係を改善したい
- 女性・高齢者を活用したい
- 異業種・異分野のネットワークを広げたい…etc
中小企業家同友会は47都道府県にあり、約4万5千名の中小企業経営者が在籍する、あらゆる業種の中小企業経営者が集まる団体です。時代の変化に合わせた、中小企業の多様な「学びの場と実践に繋がる機会」を創造しています。会員の経営の悩みや、中小企業をめぐるあらゆる問題を、「一人ひとりが会の主人公」「お互いが教師であり生徒である」「知り合い・学びあい・援け合い」で解決をめざしています。
同友会理念
同友会は3つの理念(考え方)に基づき活動しています。
▶︎ 1. 同友会の3つの目的
1
よい会社をつくろう
ひろく会員の経験と知識を交流して企業の自主的近代化と
強じんな経営体質をつくることをめざします。
2
よい経営者になろう
中小企業家が自主的な努力によって、相互に資質を高め、知識を吸収し、
これからの経営者に要求される総合的な能力を身につけることをめざします。
3
よい経営環境をつくろう
他の中小企業団体とも提携して、中小企業をとりまく、社会・経済・政治的な環境を改善し、
中小企業の経営を守り安定させ、日本経済の自主的・平和的な繁栄をめざします。
▶︎ 2. 自主・民主・連帯
1
自主というのは二つの意味を持っています。一つは、同友会はほかのいかなるところからも干渉や支配をうけないということです。もう一つは、入会も退会もまた行事への参加についても会員経営者の自主性を大切にするということです。つまり、会の主体性を守るということと、会員の自由選択権を保障するということです。
2
民主にも二つの意味があります。一つは、会の運営を会員の要求や意見に基づいて行い、ボス支配がおこらないようにするということです。もう一つの意味は、民主的なものの見方や考え方を積極的に広めていく、とりわけ企業内で実践していこうということです。このことによって組織の自浄力は強化され、発展が保障されます。
3
連帯は、会員同士の腹を割った裸でのたすけあいと、あらゆる階層の人たちと手をとりあっていく、外へ向けての融合、協力、団結をすすめる意味とがあります。特に会内においては、経営者として全人格的完成をめざしての相互の高まりあいから生まれる深い信頼関係(高い次元でのあてにしあてにされる関係)が連帯の中身となります。
▶︎ 3. 国民や地域と共に歩む中小企業を目指す
豊かな国民生活の実現に貢献するものであり、企業活動が理念と実践の上で反国民的であってはならないということです。かつて第一次オイルショックによる人為的な物不足により、日本国中が騒然としていたとき、中小企業家同友会全国協議会はいち早く「私たちは、便乗値上げ売りおしみ等の悪徳商人にはならない」との声明を発表(1974 年、第4回中小企業問題全国研究集会)したことは、私たちの経営の基本姿勢を表明したものです。中小企業はすぐれた製品やサービスを提供し、人々の暮らしの向上と地域経済の繁栄を保障するという社会的使命を負っています。
中小企業の発展は、雇用の創造の面でも、個性ある地域づくりの点でも大きな役割を果たしており、それだけに社会的責任も大きいものがあります。この社会的使命感と責任感こそ大切にしたいと考えます。
地域は今さまざまな問題をかかえています。私たちはそれぞれの地域において地域経済のバランスのとれた活性化に中小企業家の立場から提言し、かつ自治体や地域の人々と共に地域おこし、まちづくりに行動することが必要と考えています。
山形同友会 代表理事挨拶
株式会社曙印刷
代表取締役 川合 勝芳
わが社は1976年に父が創業し、私は1992年に事業承継しました。
印刷業界にデジタル化が急速に進む時代変化の中で「小規模でも業界で生きていくことができる」と感じ、現在の土地建物と設備機械など導入し、社内環境の整備を行いました。
山形同友会とは利益が中々上がらない状態だった時に出会いがありました。様々な団体に入っていましたが、これほど真面目に経営の勉強をしている会はなく、新鮮味を感じました。入会当時は決算書も読めず、経営方針もなく迷路を歩んでいたような気がします。経営指針づくりでは、労使見解から経営姿勢をはじめ多くのことを学びました。その後、毎年、修了生としてかかわり、相互に体験学習できたことで、経営の考え方が理解できるようになり、仲間のよい事例は社内に持ち込んで実践しました。また、真面目に参加していると理事になり、次に支部長、そして代表理事と経験させていただきました。この間の貴重な学びと出会いは、財産となっています。
経営はドラッカーのいう「イノベーションとマーケティング」です。日々顧客や地域社会、そして社員を大切に想い経営に携わっております。これからも同友会で学び、実践して参ります。
株式会社ティスコ運輸
代表取締役 菅原 茂秋
皆様、初めまして。
ティスコ運輸の代表を務めております菅原と申します。私は、2000年に30歳で物流企業を創業しました。その後は順調に売り上げも伸び、社員も増え、順調に展開しておりました。そんな時に、経営者として学ぶ場があるから一度例会に来てみないかとお誘いをいただき参加させていただきました。そこでは、経営者の方々が生々しい経営体験が語られておりました。なぜそんなことまで話すことができるのか当時は不思議に思っておりましたが、その情熱に感化され2005年に入会しました。2000年の創業以来ただひたすらに、がむしゃらに経営をしていた私にとって、経営者として欠けていた点や経営に対する姿勢を、様々な例会や委員会活動を通して学ばせていただきました。その学びがなかったら、今どのような経営をしていたのだろうかと考えるとぞっとするときがあります。
2020年以降の経営環境は急激な変化が予測されております。コロナ禍がさらに変化のスピードを加速させていることも事実であり、こんな時にこそ原理原則を共に学び、企業の発展、地域の発展に一緒に取り組みませんか?一人で悩まずに、共に学び、共に成長し、持続可能な企業・社会・地域を我々の手で作り上げましょう!
社長の学校について
経営者の集まる団体は国内にたくさんありますが、「勉強する」なら同友会といわれています。同友会の「三つの目的」のよい会社・よい経営者・よい経営環境の実現をめざして総合的な知識と行動力を学んでいるという意味で「社長の学校」という言葉を使用しています。これは、学校というものを、経営者自身の立場・状態・能力などをよく知り、そして成長し、自らの意志・判断で社会的に関わりをもてる人格を形成しようという考えにもとづいています。
また、同友会はこの考えだけにとらわれず、時代の変化に合わせた活動を、今後も展開して行きます。「社長の学校」は、「地域の頼れる学校」でありたいと願っています。
会員の声
株式会社菓子工房COCOイズミヤ
代表取締役 庄司 薫
私は15年前に経営を父から引き継ぎ、高畠町でお菓子屋を経営しています。家族経営で長くやってきましたので、社員の雇用や店の運営など深く考えたことがありませんでした。そんな中、同友会に入会し経営者として色々なことを学びました。
特に社員共育委員会での学びでは、組織運営や、社員の働きがいなどなど沢山の課題を委員会のみんなで学びあいながら少しずつ社内で実践してきました。
私の職場は全員が女性、子育て中の女性も多く、女性が働きがいを感じ家庭との両立ができ、さらに活躍して一緒に会社の未来を作るにはどうしたらよいのか考えました。委員会での学びから色々な仕組みを考え、経営計画に基づき毎月自分達で行動計画をきめ、振り返りも行い、さらに個人目標と面談などで、どうなりたいか、どのような働き方がしたいのか一人ひとりに向きあって会社全体の計画も達成してきました。
残業時間ゼロを目指し生産性を上げることで利益も出てきて、気づけば社員の定着、パート社員から正社員へ、そして今年度は社員から役員へと、一緒に会社の未来を築いていける社員が育ち会社の未来が描けるようになりました。
株式会社大久保硝子店
代表取締役副社長 大久保 徳朗
皆さん、こんにちは!株式会社大久保硝子店の大久保徳朗と申します。私は同友会に、29歳の時、2015年に入会しました。同友会ってどんな会か?と聞かれると、今は「経営者になる覚悟をつける、自主的に学ぶ場所」だと私は思っております。山形同友会には、支部例会の他、様々な委員会・部会があり、それぞれが活発に活動し学びあっています。また全国組織ですので、他県の経営者や、青年部がありますので同世代の経営者と一緒に学べる点に魅力を感じています。
入会当初の私は経営について右も左もわからない人間でした。自社の経常利益が黒なのか、赤なのかもわかっていませんでした。ただ、「良い会社にしたい」という思いで、入会したのを今でも覚えています。日頃の例会や先輩経営者にアドバイスをもらい、「学びを自社で実践する」スタイルで少しずつですが、経営者になってきたと自覚しております。同友会は「教えてもらう場」ではありません。本気で「良い会社にしたい!」と思うのであれば、同友会は最高の学びの場だと思います。一緒に「良い会社」を目指しましょう!そして、ワクワクする山形をつくりましょう!
有限会社 虎弘印刷所
取締役社長 飯野 純一
私は山形市六日町で印刷業をしています。創業73年目になり、祖父の代から始まり父親から引き継いだのが30歳でした。経営のことなど何もわからないまま10年以上がたち、ある人の紹介で、44歳に同友会に入会いたしました。
これまで異業種の会に行くことがなかった私は初め戸惑いましたが、先輩方に「経営指針を学んでみては」と勧められ、思い切って飛び込んでみました。受講期間は1年程ありましたが、いざやってみると悶々とする中、色々なことに気づき始めました。自分は経営に向き合う姿勢が他の方と比べ圧倒的に低いこと、まず初めに意識を変えていかなくてはいけないと感じました。そして、この先どのようになっていきたいのかを自問自答していきました。手法だけでなく根本的なことを、先輩方にはたくさんの助言をいただき少しずつモヤが晴れてきました。自分に経営者として覚悟がなく迷っていましたが、まだまだ未熟ではありますが今は自分がやりたいことへ進んでいると思います。
本気で何かを変えたいと思ったとき、また悩んでいることがあれば同友会は最適な学びの場であると思います。会社の規模は関係なく、良い経営者の会社は良くなり、そこにある地域が良くなるのだと思います。
アクセス
〒990-2161
山形県山形市大字漆山字大段1865-5 TISビルディング201号室
TEL:023-615-8302
駐車場利用に関するお願い
下図の「来客者駐車場」にのみ駐車いただきますようご協力お願い申し上げます。
満車の場合は事務局までご連絡ください。