テーマ：業界の非常識に挑む～高付加価値企業を目指して～

報告者：㈲鏡畳店　代表取締役　鏡芳昭氏

日　時：9月26日（月）14：00~16：30

会　場：壽屋　野守の宿＆Zoom（東根市本町6-36）

平成元年に6,000件あったとされる国内のい草農家は、今年に入りわずか350軒と激減、減少の一途をたどっています。
鏡氏は2006年に熊本を訪ね、生産者の話を聞く中で、「日本のい草農家がなくなる」と、「日本の畳文化はなくなる」ことを目の当たりにしました。
そんな中にあって、鏡氏は「畳は嗜好品」と再定義し、高付加価値の商品づくりに舵を切りました。それは、これまでの畳屋のあり方から一線を画すものであり、業界の非常識への挑戦でもありました。
畳は高くては売れないと思う同業他社も多い中、鏡氏は農家と一緒につくる熊本産い草を使い、手縫いにこだわり、付加価値を高め、価格決定権を持つことを目標に取り組んできました。

ピーク時（昭和48年）に1万8千社あったとされる畳屋は、今日6千社と急速に縮小しています。衰退化する中、どの様なポジションで勝ち取っていくのか、先細りの業界だからこそ目指せるものがあると鏡氏は語ります。
鏡氏の取組みから、中小企業として目指すべき姿について、時代をよみ、捉えることの重要性について共に学ぶ機会としましょう。

※ゲスト参加も大歓迎です！お誘いあわせの上ご参加くださいませ。