お知らせ
2022.05.30
第26回置賜支部総会~激変・淘汰の時代に企業価値の向上に挑む~
5月20日、ホテルモントビュー米沢で第26回置賜支部総会が開催され、会場とZOOM併せて24名が参加しました。
当日、支部総会はつつがなく行われ、議案はすべて可決されました。2022年度のスローガンは「事業価値を高め地域に根差していこう」。厳しい状況にあっても、企業の価値を高めるために積極的な活動を展開することが確認されました。
記念講演の報告者は、寒河江物流株式会社 後藤智樹社長。何のために会社を経営しているのか分からない状態だったという過去から、同友会に入り、入会後すぐに経営指針をつくる会を受講し目標を定めます。
そこから後藤氏は、温度管理車両の導入、倉庫の建設など、積極的に隣接異業種へ設備投資を行い、運送業から物流業、物流業から物流価値創造業へと事業領域を広げていきました。また、新社屋の建設や、要求水準の高いコンビニへの配送をスタート。加えて、仕事の品質を「印象品質」と定め従業員の身だしなみにルールを設けるなど、人の育成にも力を注いでいます。
そして、燃料費高騰、ドライバー不足や来る2024年問題と厳しい業界にあって、後藤氏は値上げという決断をします。それは社員の幸せのための値上げであり、自社の人材力を守るための値上げでもあります。「設備等のハード面はいつか追いつかれる。強みは人だ」と語り、経営者としての責任を果たそうと挑戦し続ける。それはまさに人を通して「事業価値を高める」実践であり、2022年度のはじまりにぴったりの報告となりました。
記念講演後は久々に懇親会が開催され、もちろん感染対策をしながらも、置賜支部らしい盛り上がりが見られ、充実した支部総会となりました。